高森町まで(6月16日)

今年もお誘い下さり、高森町の「茶房・深山」さんまで搬入に行って来ました。

蔵作りの落ち着いて喫茶店です。

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喫茶店なので作品は少しなのですが、会期も長いしゆっくりとお茶を飲みながらお客様が見てくださる事でしょう。

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しかし長野は広い、いや長い。高森町まで3時間はかかります。エアコンの入らない車で、ラジオもCDも聞けない車でひたすら前を向いて誰ともしゃべらずに行くのは修行のような心境です。そうだ、道中に住んでいるチャカチャカ婦人を誘ってみよう。とドライブのお誘いをすると、「のった」と二つ返事でOK!途中でピックアップして行きました。

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車の中では積もり積もった話に花が咲き賑やかに楽しく道中を過ごすことが出来ました。ありがとう、チャカチャカ婦人!!

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佐久まで帰ってくると、国道に出る信号で横断歩道を渡る一見ホームレス風(たぶん)の女性二人連れが大きな荷物をそれぞれに手押し車で押してビニールカッパを着て雨に濡れながら段差を引き上げていました。

行きにも見かけた二人でしたがあの荷物で高齢と見える二人が雨の中を進むのですから3~4キロしか進んでいません。行きには急いでいたし反対車線んだったので声をかけそびれたのですが、2回も会うとやはり気になり途中で引き返し車を降りて話しに行きました。「大丈夫ですか?」(来るなと手振り)「何処まで行くの?」(前を指差している)「食べ物はあるの?泊まる所は何処なの?お金はあるの?」と聞くとようやく硬い表情をゆるめて「食べるものは沢山積んでるよ、お金もあるから大丈夫、暗くなったらその辺で寝るから大丈夫だよ、お店が無いんだね」と言うので「すぐそこにスーパーがあるから」と言うと二人で「そこにスーパーがあるって」と話していました。大丈夫と言うので背中をさすって「そう、大丈夫なのね。」と別れました。

あの二人この雨の中何処で寝ているのでしょうか?雨露を凌ぐ場所があることを祈るばかりです。

 

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