「太布」の旅から帰ってきました。(11月29日)

25日からの旅は、新しい事を知る旅でした。

まずは25日、京都北野天満宮の天神さんの市に行って来ました。

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ここで目的の骨董屋さんでとっても良い筒描きを頂きました。久しぶりの再開に、元気になられた御主人の話を聞いて一安心。お店も新しい所に移って順調らしいです。良かった良かった。

みかんを買ったり、オオヤ珈琲を飲んだりそこに居合わせたおばさんとおしゃべりしながら、まったりと過ごす京都の市です。「又今度この辺で会おうね」と言われ、本当に次に行くと会えそうな気がしてきました。

私は早々とここでお金を使い果たし、後は貧乏旅行となりました。

筒描きは後日タペストリーかコートの出きればと思っています。

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次の日は徳島に移り「古代織りツアー」へ参加しました。今回のテーマは「太布」

初日は、楮を原料とする太古の布「太布」を作り続けている作家の石川文江さんの工房訪問です。

地元の太布のを勉強して、新たな太布・・・・楮布(カジフと読ます。)を作り発表されています。楮の栽培から、糸を取るまでの大変な作業を垣間見ることが出来ました。こつこつと一人楮布を作り続ける石川さん、いつか作品展を見てみたいと思います。

そして次の日、徳島市内から片道3時間の山奥・・・・・木頭・・・・

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こちらは、村ぐるみで太布を伝承している木頭の村。昔を復元し、こちらもカジ布やコウゾ布を作っています。1年に2~3反しか出来ない手間のかかる布は本当に貴重なものです。山奥だからこそまだ昔の太布が残っていてるのですね、もう民俗学の分野です。

こちらでも糸を作るまでの貴重な体験をさせてもらい、身近な植物で出来るんじゃないかとの思いも持ちましたよ!

 

そして最終日

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徳島の藍染作家さんのアキヤマセイコさんによる藍染指導と藍師新居さんのすくも作り見学でした。上の写真は七色を出す藍のタペストリーです。

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アキヤマ先生と藍師の新居さんです。藍甕も広く染めやすく作られています。

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すくも作りは神聖なもの、お神酒を上げてありました。右はすくもの切り替えし。4ヶ月かかって私たちが使うすくもの完成です。

新居さんに「藍染が上手くいかないんですよね」と言ったところ「藍と相談してるか、藍の都合で染めんといかん、あんたの都合で染めるからや!」とぴしゃりと言われ、その通り。これからはもっとゆとりを持って納得いく藍染めが出来るようにしなきゃね。

そんなこんなであっという間の旅でした。内容も濃すぎて消化するのに時間がかかりそうですが、これからの課題も沢山出来て今日から又作品作りにかかります。

 

 

 

 

 

 

 

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