ヘンデルとグレーテル

ヘンデルとグレーテル
今の今の話しだよ、ヘンデルメイとグレーテルヒナは森の奥へと歩いて行きました、そこにはお菓子のお家があるはずでした。お菓子のお家とは、いつもママが作ってくれる1年分365個の美味しいお菓子がどれでも食べられるお家でした。森を分け入り二人でお菓子の家にたどり着くとそこには何と人がいたのです、山のおばばが美味しい手作りのお菓子を364個も食べ終わろうとしているところでした。残りの1個はポテト入りのおやきでした。それを見た2人は大声で泣き出してしまいました。なぜかと言うと最近家で出て来たおやつはポテト入りおやきで1週間続いていたからです。美味しいチョコレートケーキの残りの1切れを山のおばばが美味しそうに食べている所を2人は見てしまったのでした。
日本茜
泣き出されて困ってしまったお婆は、外に2人を連れ出して茜のつるを見せてこう言いました「このつるに願い事をかけてごらん、秋になってその根っこを煎じてスカーフを染めママの頭に巻いてやるのさ、そしたらママはあんたたちの好きなお菓子をどんどん作ってくれるようになるよ!魔法のスカーフをお婆と作ろう!」そして秋になって日本茜の根を掘ってヘンデルとグレーテルとお婆は夕焼け色のスカーフを染めてママの頭に巻いてやった、すると毎日毎日食べたいお菓子がおやつに出てくるようになったとさ!
ヘンデルとグレーテルとお婆はいつにもまして歯磨きを丁寧にやらなきゃいけなくなったんだ。さてと時間だこの話はこれで、すっとんとんのおしまいだよ。

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