つたや仕事納め

つたや100景 その16
つたやの中庭です、昔は池に水も張ってあったのでしょうが今は水もありませんがその昔の風情の残る空間です。
今日はつたやの御用納めでした。少し掃除をして、外の黒板に新年のご挨拶を書いて、来月の家賃を払ってお茶を飲んで私はむぎ草に。来年は1月6日から初めます。
雛人形
むぎ草はまだコンサートの片付けが続いております。そこに新年のイベントのお雛様が届きまして早々と並べているところです。
今年1年を振り返ってみると色んな方が亡くなられました先日は加藤周一さんがお亡くなりになり、数日前には生きる憧れでもあったナナオサカキが亡くなりました、会える時に会っておけば良かったと残念でたまりません。何でも夜中にトイレに行こうと外に出たまま倒れていたとか、彼らしい死に方です。ナナオはヒッピーの元祖と言われ、大地や自然をテーマの詩人でもありました。朗読会は芝居を見ているような迫力ある声と詩の内容でとても共感する物でした。
家を持たず、ものも持たず、生きてきた経験だけで全国を(世界を含めて)放浪する吟遊詩人でもあったのです。小諸や浅科でも朗読会を開催して多くのファンがありました。
一言一言が意味がある言葉で人生を語っていたようでした、白髪で白いひげをたくわえめがねの奥の深く優しい瞳が印象的でした。ご冥福をお祈りいたします。今年色んな方が亡くなり一つの時代が過ぎたのかなと感傷に浸っている年の瀬です。

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