死刑制度について考える!

 こえだくん
コエダがちょっと恐そうに言っている「ねーみんな、悪いやつはすぐに死刑にした方がいいと思う?」なんて言っているかどうか分かりませんが、雨の合間の遊びの時間ハヤシに付き合ってサングラスも悪くはなさそうです。
さて、表題の難いテーマ、この題を読んだだけでブログを閉じた方も多々いらしたかと思います。(残念!)
昨日足利事件で冤罪となった菅家利和さんに、栃木県警のトップが誠実に言葉を選びながら「菅家さん長い間つらい思いをさせたことを心からお詫び申し上げます。」と深々と頭を下げました、ネットニュースで見る限り本当に心から詫びているんだと思いました、「警察は絶対許せない」と言っていた菅家さんもそれに答えて「許す気持ちになった」と記者会見で答えています、思わず私はパソコンの画面に向かって拍手しました。
裁判員制度も始まり、私たちが人を裁く立場に置かれ「ほんとに素人が人を裁けるのだろうか?」と疑問でいっぱいです。その時死刑などという言葉を軽々しく言う人が出てきたらどうしようと思います。
猫フック
今日の朝日新聞の辺見庸の寄稿に心を打たれました。その中にEU(欧州連合)加盟国は全て死刑を廃止しているそうです、趣旨は「いかなる罪をおかしたとしても、全ての人間には生来尊厳が備わっており―(中略)―暴力の連鎖で暴力を断ち切ることは出来ない―(略)―」素晴らしい条文ですね!今の日本の風潮「悪い事したらすぐ死刑にすればいい」などという前に「人が人を裁けるのか、まして素人が裁いて真実が間違っていたらどうするんだろう?」と疑念がわいてきます。
人が人を許す、菅家さんは身をもって示してくれました、菅家さんの深い瞳の奥には18年もの間積もりに積もった怒りがいえる事はないと思っていたけれど、誠意ある心のこもった言葉でいくらかでも癒される事が出来たのだと思います。これから裁判で明らかになっていくであろう冤罪の行方を見守りたいと思います。

カテゴリー: フィールドワーク パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です