生きると言うこと(9月18日)

 

只今開催中の古布展、こちらは刺し子のブラウス(15,750円)です増田喜代子さんの作品です。

刺し子で手が込んでいる割にはリーズナブルです。

 

さて、表題の「生きると言うこと」。

けさ新聞を開いてびっくりしました、朝日新聞に一面広告で自由の森学園が出ていました。自由の森学園は埼玉にある私立の学校で、私の娘達が名前の通り自由を大切に、生きていく道筋をつけてもらった学校です。

「それにしてもすごいな一面広告になると300万円かな、いや朝日だから500万円位するんじゃないの?」なんていやらしい事を思うのは歳のいったおばばの発想・・・・・・・

 

2・3ヶ月前も新聞広告を出してそれも驚いたのに、「んーこれにはだた宣伝と言うだけでなく何か訳があるのではないか?」と考えだしました。

広告には谷川俊太郎さんの「生きる」と言う詩が大きく載っています。

これは原発や震災で心痛めた子どもに向けてのメッセージなのではないかと思い出したのです。そう考えると辻褄が合います。自森の大人から子ども達へ向けたメッセージなのです。

 

この大変な時代に、子どもの小さく、か弱い心はまわりの急変にひしゃげて、ダメになりそうな事もあるでしょう。でもそんな時、大切にしてもらいたい物、それは命!命があればいつかはこの苦境を乗り越えられる。

俊太郎さんの詩を読むと、少しだけ前向きに動けだせそうです。そして詩の意味も理解していくのです。

同じく俵万智もこう詠んでいます。【子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え】

こちらも身につまされる心痛む句です。

 

 

こちらは昔の布団の生地です。使い込まれて、良い柔らかさになって体に馴染みます。裏にはコットンの生地が付いています。(麦草工房・18900円)

 

先ほどの続き、しつこいようですが

福島のお母さん、頑張って耐えなくても良いんです、「逃げよ、生き延びよ」(上野千鶴子)この言葉を大変な状況にいるお母さん達に送ります。

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